相続診断士の部屋

私たち相続診断士は、争う相族を減らし、円満な相続を普及する活動を実施しています。相続問題をタブー視せず、生前に家族で十分話し合い、円満に後世に想いを引き継いでいく社会創りのお手伝いをしています。その有効な方法の一つとして、笑顔相続ノートを推奨しています。

No.11「 終活」について想うこと その2…葬儀の生前準備

相続診断士・ファイナンシャルプランナーの佐藤です。11回目の今回は、「終活」をテーマにした第二段階「葬儀の生前準備」について記載します。

 

自分の葬儀を自身で生前に準備することは、代表的な終活行為の一つです。自分が死んでしまった時の準備なんてと、抵抗がある方もおられると思います。でも誰にでも死は必ず訪れます。終活の一つとして葬儀の準備をすることは、決しておかしなことではないのです。

仮に、葬儀の準備を何もしていないまま、いざその時を迎えた時のことを想像してみて下さい。残された家族は、あなたが亡くなった事をいったい誰に連絡すれば良いのかすら分からず、慌てることもあるでしょう。葬儀業者を選ぶにしても、限られた時間で決めなければならない為、病院から提携している葬儀業者を斡旋され、云われるままの内容で葬儀を依頼する方も多いと聞きます。その為、思わぬ葬儀費用を請求される羽目になったりと、トラブルも多くあるようです。

殊に葬儀費用は、葬儀社選びと打ち合わせ内容により大きく変わってきます。生前に、自身で葬儀社を選んで置き、費用の交渉も済ませていたら、残される家族は後に金銭的な後悔をすることもなく、葬儀を執り行うことができるのです。

又、葬儀を行った後、バタバタしてゆっくりお別れできなかった、と後悔する遺族の声も良く聞きます。自身で希望する葬儀の段取りを、生前にしっかり準備して置くことで、残される家族は後で悔やんだりせず、納得できるお別れをすることが可能になります。参列してくれる人達にしても、遺族のことを気遣うことなく、じっくり故人を偲ぶことができるでしょう。

さらに、自分の葬儀を自身でプロデュースするだけではなく、生前に遺影写真を準備する方も増えています。高度経済成長時代、葬儀は贅沢になる一方でしたが、バブルの崩壊後は、葬儀の豪華さや参列者の多さを誇るよりも、参列者の気持ちが温かくなる様な葬儀、故人が生きてきた証が伝わる様な葬儀が重視される様になりました。多くの人に通知せず、遺族や親戚、親しい友人など、少人数で行う家族葬が浸透してきたのも、こうした風潮の一環と云って良いと思います。

 

生前に自身で葬儀の準備をする際は、祭壇、棺、供花などの費用、斎場の使用料、霊柩車、バス、会葬御礼品の費用、等々につき、総額だけではなく、必ず明細付きの相見積を取りましょう。例え総額が同じでも、葬儀業者によって各項目の金額が大きく異なっていることがあります。例えば、棺が高級なものだったら通常の棺に変更するなど、項目を個別に見直すことによって、同じ内容の葬儀でも、かなり費用を抑えられることもあります。

又、別の見方をすれば、いつ発生するかもわからない葬儀の段取りについて、生前にこうした要請に真摯に応じてくれる葬儀業者は、それ一つを取っても良心的な葬儀業者と判断することもできるでしょう。

 

*次回は、終活の第三段階である「荷物の生前整理」、並びに、終活のまとめとして「終活のメリットと留意点」について記載する予定です。

 

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